司法書士さくら法務事務所〒344-0067埼玉県春日部市中央1丁目46-4(ふれあいキューブ向い)TEL:048-876-9280 FAX:048-876-9281
<個人再生のQ&A>
Q1 個人民事再生とはどんな制度ですか?
A1 住宅ローンの支払いを続けていくことを条件にその他の借金を減額できる制度です。 借金の一部を減額してもらい、残額を3年(最長5年)で分割して返済します。通常利息はゼロになります。 利用するには下記3つの条件を満たす必要があります。 1.個人であること 2.借金の総額が5,000万円を超えないこと(住宅ローンは除く) 3.今後も反復継続して安定した収入が見込まれること
Q2 民事再生と自己破産の違いはなんですか?
A2 自己破産とは、家や車・保険等換金できるものを処分してもなお返済ができない場合に、裁判所に借金を全てなくしてもらう手続です。 民事再生とは、定期的な収入がある多重債務者が住宅を手放さずに、月々減額された借金を払い続けて債務整理する手続きです。
Q3 誰でも利用できるのですか?
A3 一般の会社員や公務員、自営業やなどは問題なく利用することができます。 アルバイトやパート、年金受給者も利用することができますが、夫が給与所得者であっても収入のない専業主婦は利用できないとされています。
Q4 借入がどれぐらい減額されますか?
A4 住宅ローンを除き、借金の総額上限は5000万円で、それが1/5から最高で1/10まで減額されます。但し、100万円以下にはなりません。 なお、減額された元本は利息ゼロで分割返済していきますので、更にお得です。
Q5 住宅ローンはどうなりますか?
A5 基本的に住宅ローンは従来通りの支払いとなります。これができないと民事再生ができない可能性もあります。
Q6 民事再生は任意整理のように債権者を選べますか?
A6 選べません。民事再生は全ての債権者を対象とします。債権者を選択できるのは「任意整理」と「特定調停」だけです。
Q7 民事再生をした場合、保証人はどうなりますか?
A7 本人の債務がそのまま保証人のものになりますので、今度は保証人が支払いを迫られます。 但し、住宅ローンは本人が従来通り支払うため、保証人に請求がいくことはありません。
Q8 家族や会社にも秘密で手続きができますか?
A8 絶対大丈夫とは言い切れませんが、通常は大丈夫です。 但し、会社から融資を受けていたり、借りたお金に家族の保証人がついていると、その方には知られてしまいます。 無担保のサラ金等だけであれば誰にも知られず手続きが可能です。
Q9 借金の理由がギャンブルや浪費でもできますか?
A9 絶対大丈夫とは言い切れませんが、通常は大丈夫です。
Q10 車や家財道具はどうなりますか?
A10 ローンのある車は残すことはできません。家財道具等はそのまま使用できます。
Q11 民事再生すると2度と借金やクレジットカードを作ることはできませんか?
A11 信用情報機関に情報が載っている期間が5〜7年程度ですので、それを過ぎれば、通常通り借入ができるようになります。
その他お問合せ・ご相談はこちらへどうぞ TEL:048-876-9280